最後のおじや

義母が本日未明亡くなりました。

入院してから2週間目のことでした。

東京臨海病院

在宅訪問医師に危篤と言われて

救急車で病院へ運んでいただきましたが

その後の処置のおかげでしょうか

奇跡的に持ち直しました。

しかし

ずっと苦しそうな表情を浮かべて

意識混濁状態が続いていました。

モルヒネ投与開始の前日、

少しの間意識が戻った時のこと

「史子さんのおじやが食べたい」

義母が主人へ言ったそうです…

私はいつも通り、卵でとじたおじやを作り病院へ持って行きましが

義母はすでに眠りについていたので

おじやの入った容器をテーブルへ置いて帰ってきました。

それまでほとんど何も食べられない状態でしたので

おじやも当然無理だろう

と思っていました。

ところが看護師さんの話では、

「お口に合ったのでしょうね。

驚きました!

ほとんど全部召し上がりましたよ。」

その食事が最後の食事でした。

本人も望まず

家族だって、もう頑張らなくていい…

早く楽になって

と心から願っていてるのに

絶対治らないと分かっているのに

病人の尊厳を無視して生かそうとする

日本の医療はどうかなと不謹慎ながら感じました。

苦しさや痛みで意識がもうろうとする中

私の作ったおじやを食べてくれたことが私にとって救いです。

義母へ感謝の気持ちでいっぱいです。

お義母さんありがとうございました。

安らかにお眠りください。

最後のおじや」への2件のフィードバック

  1. こんな時に、どんな言葉をかけていいのか、言葉が見つかりません。
    お疲れ様でした、史子先生も頑張ったよね。
    心より、ご冥福をお祈りします。

  2. お義母さんにとって、苦しい最後だったのかもしれないけど、、今は、安らかに史ちゃん家族を見守ってくれてますよ。きっと、お義母さんもふみちゃんに感謝の気持ちでいっぱいだったと思いますよ。
    生きている者が笑顔で暮らすこと、、それが何よりの供養になるとおもいます。御冥福をお祈りします。

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